全ての案件でSEOの改善を実現してるNERDのノウハウを公開

ホームページを運用している方なら、誰しもが一度は聞いたことがある言葉「SEO」。必要だとは感じているけど、具体的に何から始めて、どうやって改善していけばいいのかわからない。そんな方はいませんか?

今回はSEO対策を行う上で必要になる前提知識、ツール、具体的な戦略を解説しようと思います。

SEOとは?

SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字をとった言葉で、日本語に直すと「検索エンジン最適化」であり、「検索エンジンでキーワードが検索された場合に、自分のホームページが上位に表示されるように対策すること」を意味します。 

SEOの目的

GoogleやYahoo!の検索結果上で、自社サイトの表示されている位置が上がれば上がるほど、多くのユーザーの目に止まりやすくなり、結果的に自社サイトへのアクセス数を増やすことができます。

つまり、SEOをする目的とは、「検索結果で上位表示させてクリック率を高め、サイトへの流入数を増やすこと」と言えます。

下記は参考までに検索結果に表示される順位とクリック率の関係性をまとめた表です。

すべてのケースに当てはまるわけでは無いですが1つの参考情報としてお使いください。

SEOでは、自社サイトのページをキーワードごとになるべく上位に表示させることを目指すので、この基準を知っておくと、ターゲットとするキーワードに応じて最大でどれくらいの流入がウェブサイトに見込めるか試算できるようになってきます

検索順位とクリック率の関係(2020年4月)

検索順位クリック率(PC)クリック率(SP)
1位32.37%26.91%
2位16.4%15.08%
3位10.1%10.36%
4位6.69%7.66%
5位4.69%8.95%
6位3.39%4.53%
7位2.49%3.03%
8位1.92%2.23%
9位1.53%1.68%
10位1.27%1.28%

引用 : https://www.advancedwebranking.com/ctrstudy/

日本における検索エンジンのシェア

検索エンジンにはGoogleやYahoo!などの種類がありますが、多くの顧客を獲得するためにはよりシェアが高い検索エンジンを利用することが望ましいです。  

検索エンジンのシェア(デスクトップ)

検索エンジンのシェア(モバイル)

現在、検索エンジンは日本においてはGoogleとYahoo!の2つの検索エンジンでほぼ9割のシェアを占めており、中でも デスクトップだとGoogleが約75%、Yahoo!が約15%、スマホ等のモバイル端末だとGoogleが約75%、Yahooが25%となっており、Googleの圧倒的なシェアが際立っています。

引用元:https://sem-journal.com/other/searchengine-share/  

さらに、現在Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズム(=検索結果の表示順を決めるプログラム)を利用しているため、事実上Googleの寡占状態と言えます。そのため、SEO対策を行う場合はGoogleのアルゴリズムを基準とした対策をすると効率が良いでしょう 。

Googleの考え方を知る

Googleは「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする」ために検索エンジンやGoogle Map等のサービスを提供しています。

SEO対策手段には流行りや廃りがありますが、Googleのこの思想は昔から変わりません。

前項ではSEO対策をするにはGoogleのアルゴリズムを基準とすべきと述べましたが、「Googleのアルゴリズム」とはすなわち、Googleが定義する良質なページをふるい分け、Googleが良質だと判断するWebページから順に表示させるための判断基準であり、システムです。

アルゴリズムをハックする手法で、一時的に検索順位の上位をとることもできますが、アルゴリズムがアップデートされると、また1からやり直すみたいなことにもなりがちです。

NERDでは流行りの手法よりも、Googleが訴えかける公平性に乗っ取っり、なるべく長期的に検索結果の上位に表示されるようなSEO対策手法を解説していきます。

その上で前提となる、Googleの考え方をこのセクションではご紹介します。

Googleが重要視する3つの評価基準「E-A-T」

当然のことですが、ユーザーは何かを知りたいと思ってGoogleを検索するとき、それが正しいのか、信頼して良い情報なのか、誰がその情報を裏付けるのか、ということを重要視します。Googleではこの3点の頭文字を取ったものを「E-A-T」と呼んでいます。

  • 専門性(Expertise)
  • 権威性(Authoritativeness)
  • 信頼性(Trustworthiness)

この3点の中で最も重要となるのが「専門性」であり、ユーザーが検索しやすいキーワードを選定し、その話題に沿って一貫性のあるページを増やすことで専門性を極めたサイトは、自ずとGoogleから高い評価を受ける傾向にあります。

しかし、無闇にただ一つの情報に集中して情報を発信すれば良いというものでもなく、トピックによっては「権威性」や「信頼性」をより重要視した評価が行われる場合もあります。

例えば、医療や金融等のトピックです。理由はユーザーの幸福や健康、金銭に多大な(場合によっては良からぬ)影響を与える可能性があるためです。

「ユーザーの幸福、健康、金銭などに影響する可能性があるコンテンツ」に関するガイドラインは「YMYL」(Your Money or Your Life)と呼ばれ、検索エンジンがページを評価する基準が他テーマのコンテンツより厳格となっています。そのため、YMYLに関するページの運営者は、ページの品質や情報の正確性をより高める努力を行う必要があります。

Google が掲げる10の事実とは?

Googleには、提唱する「10の真実」と呼ばれる運営方針が存在します。そのため、”ユーザーファーストなページとなるように自分のページを改良する行為”であるSEOにおいてもこの「10の真実」を参考にすることは大変有効な施策となります。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能します。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja より引用

では、この「Googleの掲げる10の真実」を実践的に自分のページに反映させるにはどうすれば良いのか。この項目の中には主張が自明なものや、反対に抽象的なものもありますが、ここでは特に取りかかりやすい3つの項目について考えてみましょう。

1.ユーザーファーストでコンテンツを作る

繰り返しになりますが、Googleの筆頭のミッションは”ユーザーファースト”であり、すなわちユーザーが求めている情報を専門性・権威性・信頼性込みで届けるコンテンツを制作することです。良質な被リンクを集め、外部からの信頼度や関連性を強化することも重要ではありますが、まずは自分の強みを生かしたコンテンツを発信、内容を拡充させていくことが先決となります。

5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

これは「ユーザーはスマートフォンやタブレットでインターネットを閲覧している時もGoogleを使って何かを検索するシーンがあるということ」と解釈できます。

ホームページをユーザーがどのデバイスからアクセスしても正しく表示するように対応させておくこと(これをレスポンシブ対応といいます)は、ユーザーの使い勝手を考慮するという意味でおざなりにしてはいけないポイントです。そもそもサイトを作る時からレスポンシブ対応するように設計すると余計な手間もお金もかからないので良いでしょう。

10.「すばらしい」では足りない。

かなり抽象的なテーマであるように見えますが、これは、「そもそも素晴らしいコンテンツを作ることは大前提で、他にないようなオリジナリティを持たせるべき」というメッセージとして読み取れます。

また、コンテンツの個性を気に入ったユーザーがファンになった場合、安定したアクセスを獲得することも期待できるので、常に自社のオリジナリティとは何かを考慮すると良いでしょう。

SEOにおいて欠かせないツール

このセクションからは、自社サイトや競合サイトの分析を行うことができるツールと、その使い方のご紹介します。

Google Search Console

Google Search Consoleは、検索エンジン上における自社サイトの「検索順位」「表示回数」「クリック数」等の数値をキーワードもしくはページごとに見ることができるツールです。

また 、Googleにとって望ましくない設定がされているページ(結果としてページの検索結果の表示順位が下がってしまう可能性がある問題)が発生していないかを検証することもできるツールです。

言い換えれば、Google Search Consoleを使えば自社サイトが「どのようなワードで検索」され、「どれくらい表示」され、「どれくらいクリック」されたか、またはサイトの「何がまずかったのか」を知ることができ、力を入れるべきキーワードや、改善すべき点を見つけることに役立ちます。 

Google キーワードプランナー

Google キーワードプランナーは、調査したいキーワードが月間でどれくらいの検索数があるかや、狙うべきキーワードを新たに見つけたりすることができるツールです。

本来はGoogle広告に出稿するためのキーワードを探すために利用するツールですが、SEO対策でも同じ目的で利用することができるマルチな利便性を持っています。

Googleキーワードプランナーの利用には「Google広告」が必要なので、広告出稿はしない場合でも、Google広告のアカウント開設をしておくことはお勧めします。

Googleキーワードプランナーの使い方を簡単に説明します。

Google広告にログインしたのち、ツールと設定 > キーワードプランナーを選択します。

そして、キーワードプランナーの最初の画面は以下のように、

  • 「新しいキーワードを見つける」
  • 「検索のボリュームと予測のデータを確認する」

という2つの項目があります。

SEOでは画像左側の「新しいキーワードを見つける」という項目を使うことになります。

※ 右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」はGoogle広告を運用する際に使う項目です。

ここでは、例として「革のブーツ」という検索キーワードを調べることにします。

入力窓に「革のブーツ」と入力し、結果を表示のボタンをクリックします。

そうすると、「革のブーツ」と関連するキーワードの月間平均ボリュームなどのデータを見ることができます。

このようにキーワードプランナーでは、検索ボリュームを調べることだけではなく、関連するキーワードも発掘できるので、頭の中で考えるだけでは思いつかなかったようなキーワードを新発見できるツールです。

Ahrefs

Ahrefsとは

Ahrefs(エイチレフス)は世界で60万人が導入しているSEO分析ツールです。自社サイトだけでなくあらゆる競合サイトの被リンク分析(バックリンク)や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握することが可能です。

https://ahrefs.jp/

Ahrefsを使えば、例えば以下のデータを見ることができます。

  • キーワードごとの順位とその推移
  • ページごとの被リンク数とその推移
  • どのキーワードでリスティング広告に出稿しているか
  • どのサイトからの被リンクが多いか

また、自分のサイトだけではなく、競合のサイトのデータも見ることができるのがAhrefsの強みです。

ここでは例として、NERDの公式サイトを例に見てみましょう。

まずは検索窓に調べたいドメインを入力し、決定します。

そうするとそのサイトに関する様々な情報を見ることができるようになります。

サイドバーの項目が非常に多いので、最初は混乱するかもしれませんね。

特に使う機会が多いのは、オーガニック検索 > オーガニックキーワードの項目です。

上記の画像のように、キーワードごとの検索ボリューム、上位表示させる難易度、トラフィック数、検索順位、該当するページなどの情報を一覧で見ることができます。

これだけだとGoogle Search Consoleと同じように感じるかもしれませんが、Ahrefsの凄いところは自社のサイトだけでなく上記のような情報を他社のサイトでも把握することができることです。

それ以外にも様々な場面で使える機能がたくさんあるので、また別の機会に紹介しようと思います。

SEO対策でやるべきこと

このセクションでは具体的なSEO対策の手段を解説していきます。

SEO対策で、できることは実はある程度限定されていて、主な施策としては、自社サイトの「内部対策」「外部対策」、そして特定のキーワード狙って自社サイトに掲載してるコンテンツをを改善する「キーワードターゲティング」の3つです。

まずは「内部対策」「外部対策」を解説し、次に「キーワード戦略」について解説していきます。

内部対策とは

「内部対策」とは、一言で言えば、サイトのコードやページ構成等を改善する施策です。サイトのHTML構造等をGoogleのクローラー(検索エンジン評価ロボット)に巡回されやすい状態にすることで、サイトの掲載内容をGoogleに伝えることを目的とした施策です。

主な観点としては、

  • titleタグにターゲットキーワードが入っているか?
  • meta description は入っているか?
  • 見出しタグ(h1~h6)にターゲットキーワードが入っているか?
  • 見出しタグ(h1~h6)の階層構造はおかしくないか?
  • URLが正規化されているか?(www.の有無、/index.htmlの有無など)
  • SSL対応がされているか?
  • sitemap.xmlが存在しているか?
  • レスポンシブ対応しているか?
  • ページの読み込み速度は極端に遅くないか?

などが挙げられます。

細かいことを言い出すとキリがありませんが、まずは上記の項目を全て満たしているかは確認しましょう。

チェックシートの雛形

少し余談となりますが、NERDのWeb制作では、少なくとも約50個のチェックリストを用意し、内部対策がされている状態で、ホームページ等のウェブサイトを納品させていただいております。

外部対策とは

「外部対策」とは、外部のサイト、つまり自社サイト以外のサイト、からのリンク(=被リンク)を獲得するなど、第三者からの評価を得る為にする施策です。

被リンクが重要な評価基準になっている理由としては、アカデミックな論文における引用の思想が背景にあります。引用される数の多い論文 = 多くの研究者が参考にしている論文 = 良質な論文である、というロジックです。

Goolgeもこの考え方を評価の基準に取り入れている為、SEOでは被リンクが大事と言われているわけですね。

ただ、被リンク数は、100%コントローラブルな数値ではありません。ユーザーから有益なページだと思われることではじめてユーザーのSNSやブログからの被リンクを獲得できます。

なので、自然と被リンクが集まるような魅力的なページを作ることを常に念頭に入れると良いでしょう。

不正な被リンクはペナルティの対象

被リンクを増やす手段として、被リンクを買ったり、関係のないサイトからリンクを貼ったりする自演行為等がありますが、これは絶対に避けた方が良いです。Googleからペナルティの対象となり、検索結果の表示順位が下がることにつながります。

一昔前の、まだGoogleの評価基準が洗練されていない時代では、ただ単純に被リンク数を増やせば上位表示を狙うこともできました。しかし2012年に実施された「ペンギンアップデート」と呼ばれるアルゴリズムアップデートから、Googleの品質ガイドラインに違反した手法で被リンクを集めているページはペナルティを受け、検索結果に表示されなくなりました。

外部対策は、結局のところ地道に増やしていくしかありません。取れる手段としては、自社に関連するパートナーと共同のプレスリリースを配信し、プレス文からリンクを貼る、メディアに取材を受け記事にしてもらう際に自社へのリンクを設置してもらう等、一見こんなリンク意味あるの?と思うようなことを積み重ねていくのがとても大事です。

外部対策の例として、NERDの取り組みを紹介すると、例えば、当社が先日リリースした「動画バナー作成サービス」は、プレスリリースを配信することで、「時事ドットコム」や「exciteニュース」に記事を掲載いただき、被リンクを少しではありますが獲得することができています。今後もニュースがある度になるべくプレスリリースやお知らせを通して公にし、被リンクの獲得を行っていく予定です。

キーワードターゲティング

ここからは、狙ったキーワードで検索結果の上位に表示されるための「キーワードターゲティング」について解説します。

NERDのお客様の場合、売上5億円未満ぐらいの企業が多いので、この記事でもなるべく売上向上、もしくは問い合わせ・資料請求の増加に向けたキーワードターゲティングの解説をしていきます。

まずキーワードターゲティングについてまず理解しておきたい事は、以下の5つ観点です。

  • A.売上向上に繋がるキーワードの仮説をつくる
  • B.キーワードの検索クエリタイプを理解する
  • C.キーワードの検索ボリュームを確認する
  • D.今「取れている」キーワードを把握する
  • E.ターゲットキーワードを選定する

今回は、NERDのお客様である「ペライチ」様が提供されている「ホームページ大学」と言うオウンドメディアを事例に、上記の6つの観点を説明していきます。

ちなみに、NERDはこのメディアの運営をずっとおまかせていただいており、2020年5月時点で、月間約30万UU程のメディアにまで成長しました。

ペライチ様公式サイト

https://peraichi.com/

ホームページ大学

https://peraichi.com/univ/

A.売上向上に繋がるキーワードの仮説をつくる

自社の商材と関連が薄いキーワードで集客しても、売り上げに繋がりません。なんとなく集客できそうなキーワードを選ぶのではなく、自社の商材を購入する人たちのニーズがマッチするキーワードを選ぶ必要があります。

早速、「ぺライチ」の「ホームページ大学」を例に解説すると、まず「ペライチ」はスマホから、たったの3ステップで、ホームページを公開できることを売りにしたWebサービスで、「ホームページを自分で作りたい」と考えている人達に検索エンジンで「ペライチ」に関連するコンテンツを表示させるために「ホームページ大学」と言うオウンドメディアを提供されています。

そこでまずは、「ホームページを自分で作りたい」と考える人達が検索しそうなキーワードをまずは書き出します。以下は一部ですが、ホームページ大学の場合のキーワードが候補です。

  • ホームページとは
  • ホームページ作り方
  • ホームページ作成 サービス
  • ホームページ作成 評判
  • ホームページ作成 無料
  • ランディングページとは
  • ランディングページ 作り方
  • SEO方法
  • LP作成サービス
  • LP作成 比較
  • LP作成 無料

キーワードの候補は少なくても30個、多いと500個以上になる時もあります。

ある程度、キーワードの候補を書き出したら、次に、どのキーワードが目標、つまりコンバージョンの達成、に近いか「仮説」を立てます。

「仮説」なので最初は当たらなくても大丈夫です。重要なのはどのキーワードを検索してる人達が商品購入等の目標達成にいたりやすいかを考えることです。

「ホームページ大学」の場合、コンバージョンは「ペライチへの会員登録」なので、NERDでは以下のように仮説を立て、キーワードを整理し、記事の追加を行っていきました。

比較検討系のキーワードはCVから近い

キーワードによってある程度CVするかしないかは決まっています。

B.キーワードの検索クエリタイプを理解する(仮説を立てる上での考え方の別の方法

コンバージョンしやすいキーワードの「仮説」を立てるのは、慣れてない方からすると難しく感じられるかもしれません。そこでこのセクションでは、「仮説」を立てるための考え方の一つとして、キーワードの「検索クエリタイプ」についてご紹介します。

「検索クエリタイプ」は主に3つのカテゴリにわけられ、それぞれのクエリタイプを理解すると、ターゲットとなるキーワードを選ぶ際に役立ちます。

  • DOクエリ(トランザクショナルクエリ)
  • KNOWクエリ(インフォメーショナルクエリ)
  • GOクエリ(ナビゲーショナルクエリ)

DOクエリは、ユーザーが「会員登録」「商品の購入」「アプリのダウンロード」等の何かしらのアクションをしようとしている時に検索するクエリを指します。

例えば、下記のようなキーワードはDOクエリに分類されます。

  • 「ブランド 財布 購入」
  • 「zoom ダウンロード」
  • 「iphone 下取り」

KNOWクエリは、ユーザーが情報収集をしたい場合に検索するクエリを指します。

例えば下記のようなキーワードです。

  • 「味噌汁 レシピ」
  • 「SEOとは」
  • 「早起き 方法」

GOクエリは、ユーザーが特定のwebサイトにいきたい場合に検索するクエリのことを指します。

例えば下記のようなキーワードです。

  • 「Amazon」
  • 「facebook」
  • 「NERD株式会社」

コンバージョンを目的としてSEO対策をするなら、優先順位として高いのはKNOWクエリよりもDOクエリの方だと言えるでしょう。

C.キーワードの検索ボリュームを確認する

ターゲットとなるキーワードをある程度書き出せたら、それらキーワードがどれだけ検索されているか?(=「検索ボリューム」と呼ばれます)を把握していきます。

月に1回しか検索されないようなキーワードで上位表示しても、あまり意味はありませんので、ターゲットとしてるキーワードがどれくらい月に検索されているのか、先ほど紹介したキーワードプランナーを使って、確認しましょう。

少し気をつけたいのが、検索ボリュームが大きいキーワード(例えば月に100万回検索されるようなキーワード)、競合他社や違う業界の企業もニーズが被ることからライバルが多く、上位表示させる難易度が高かったりします。

ある程度、ボリュームもあり、且つライバルの少ないキーワードを探し当てるのが、最近のSEO対策の腕の見せ所と言っても良いです。

NERDではSEO対策のコンサルティングや運用代行も承っていますので、お気軽にご相談ください。

D.今「取れている」キーワードを把握する

新規でホームページを立ち上げをしない限り、基本的には全てのお客様である程度検索エンジン経由でサイトに訪れている人達がいます。

キーワードターゲティングを開始するにあたり、現状のサイトに対して、どのようなキーワードで流入が発生しているかまずは把握しましょう。

今「取れている」キーワードを把握するには、先ほど紹介したGoogle Search Consoleを活用することをお勧めします。

例えば、「ホームページ大学」の場合、流入の多いキーワードの上位10件は下記の通りです。

上記を見ると、「Skype」に関する流入が多いのがわかり、後ほど改めて説明しますが、本来狙いたい「ホームページ」に関するキーワードがあまり取れてない様子が伺えます。

E.ターゲットキーワードを選定する

ターゲットキーワードを書き出し、キーワード毎の検索ボリュームを把握し、今取れているキーワードを確認できたら、次は優先順位を決めていきます。

優先順位の付け方の考えは色々とありますが、例えば、「CVから近くて、ボリュームが多くて、今取れてないキーワード」を優先したり、「すでに取れてるけど、表示順位が低いキーワード」を優先したり、目標達成に一番近道な優先順位付けができると良いです

ターゲットキーワードにて自社サイトを上位表示させる方法

ここからは、キーワードターゲティングにて、ターゲットするキーワードで自社サイトを上位表示するための具体的な施策の話をしていきます。

ターゲットとするキーワードで自社サイトの検索順位を上げてアクセス数・CV数を増やすためには、大きく2つの戦略が取れます。

  1. まだ取れていない(検索順位が圏外の)キーワードを狙うか、
  2. 既に検索結果には掲載されているが検索順位やクリック率が悪いキーワードを改善するか

まずは、検索順位が圏外のキーワード、つまり現在取れてないキーワード、の上げ方を解説します。

前提1: ターゲットキーワードは1つのページに対し1ワードが基本

キーワードターゲティングを行う時、気をつけたいのが、基本的に1つのページで狙うのは、1つのキーワードとなる、と言うことです。

せっかくなら1つのページで様々なキーワードで上位表示を狙いたいと思うかもしれませんが、狙いたいキーワードを1ページ内に詰め込むと、記事のテーマが曖昧になって結局何も伝わらない記事になり、検索順位も上がりにくくなります。

例えば、「男性 長財布」のキーワードで上位表示をしたいと考えていた場合、そのページには、男性向けの長財布に関する情報のみを記載すべきです。

「男性 三つ折り財布」や、はたまた「女性 財布」のようなキーワードも同時に狙おうとして、三つ折り財布の情報や女性向けの財布の情報まで入れてしまうと、ユーザーからすると、結局何を伝えたかったのかわからない、という状態になってしまいます。

あれもこれも、と思わずに、1つのページには1つのキーワードを設定しましょう。

前提2: Webの記事は「英語圏の文章構造」で書く

日本では文章を書く時は「起承転結」を意識しろと教わることが多いと思いますが、英語で記事を書く時、「イントロダクション・ボディ・コンクルージョン」構成で且つ結論ファーストで書くいわゆる「英語圏の文章構造」書くことをお勧めします。

上記のようなサイトの構造はウェブサイトだとよく見かけますが、この構造が普及した背景には、Googleは外国人(主にアメリカ人)が主体となって作ったサービスで、英語の文章構造を機械的に解釈させていこうとしたところから、結果として日本語でもこのような文章構造のページがGoogleの評価がよく検索順位の上位に表示されるようになったからだろうとNERDでは考えています。

1.取れていないキーワードを開拓する方法: 新規記事を追加する

取れてないキーワードを開拓するには、基本的には新規記事やページを追加していくことです。

新規記事を書くコツ1: まずは真似する

新規記事を書く場合、すぐに記事を書き始めるのではなく、まずはターゲットキーワード似て上位表示される1位〜10位くらいまでの記事を読み、ターゲットキードを狙うライバルがどんな記事やコンテンツを用意することで、上位表示されているかチェックしましょう。

上位表示している内容は網羅(参考にしたり真似したり)しつつ、オリジナルのコンテンツを追加することが望ましいです。

新規記事を書くコツ2: 前提知識をちゃんと説明する

また、キーワードによって例外はありますが、前提知識を最初のセクションに入れると良いです。例えば、この記事ではSEOについて解説していますが、最初のセクションに「SEOとは」といった見出しでSEOの前提知識を入れています。

新規記事を書くコツ3: 「6W2H」に従い、記事の内容がまとまってるかチェックする

「6W2H」とは、企画や記事の内容について、抜け漏れなく整理されているか確認できるフレームワークで、下記の6つの観点で整理を行います。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • Whom(誰に)
  • Why(なぜ)
  • What(何を)
  • How(どのように)
  • How much

仮に自分で何か商品・サービスを持っていて、その紹介をしている記事だった場合、例えば下記のような構成です。

What

  • 提供してる商材は?
  • 顧客にとっての価値は?

When

  • いつから利用できるか?

Where

  • どこで買えるのか?利用できるのか?

Who

  • 誰が提供してるのか?

Whom

  • 主に誰のどんな悩みを解決するのか?

Why

  • なぜこのサービスが必要か?なぜこのサービスを行なっているか?
  • このサービスを通じてどんな人が増えたら良いか?

How

  • 実績は?
  • 他社との違いは?
  • ユニークさは?
  • 証明は(メディア掲載実績やお客様の声は)?

How Much

  • いくらで利用できるのか?
  • 利用するための条件は?

2. すでに取れているキーワードの表示順位をあげる方法: すでにある記事をリライトする

次に、ターゲットキーワードを検索すると検索結果には表示されるものの期待する検索順位を獲得できていない、つまり、1ページ目に表示されない等の場合、の検索結果の順位改善方法に解説します。

これは一言で言うと、すでに自社サイト内に存在する記事のリライト、つまり再編集です。

記事のリライトも基本的にはまずはキーワードターゲティングの前提となる「」と「」の2点が守られているか、そして新規記事の書き方で紹介した「」と「」と「」の3点が満たされているか確認し、十分でなければ編集してあげることをしましょう。

その上で、リライトとしてできる、その他の観点をさらに紹介してします。

記事のリライトのコツ1: 簡単に修正できる記事から着手する

ここではGoogle Search Consoleで確認できるデータを元に3つの仮説を立て、リライトの優先順位を決める方法をご紹介します。

NERDでは以下の3つの仮説が当てはまらないか考えます。

仮説A

課題:検索結果の掲載順位が高いがあまりクリック(アクセス)されていない

仮説:タイトルやディスクリプション(記事の概要)が検索するユーザーの興味を引いていない可能性

対策:わかりにくいタイトルなどをやめて、どんな記事か、記事のウリはなにかをちゃんと伝えられるタイトルとディスクリプションに修正

仮説B

課題:検索結果の掲載順位が低いがクリック(アクセス)されている

仮説:掲載順位が上位のページにユーザーが満足していないということですね。うまく記事をリライトすれば検索順位をアップできるかも

対策:記事に追加の情報を入れたり、読みやすいように記事を修正

仮説C

課題:検索結果の掲載順位が低いが検索結果に表示される回数が多い

仮説:検索結果に表示される回数が多いということは検索される回数が多い需要の多い記事ということ。11位以下(検索ページの2ページ目以降)のような低い順位でも表示されることが多いのは上位のページにユーザーが満足せず2ページ目以降にもアクセスしてきている

対策:記事に追加の情報を入れたり、読みやすいように記事を修正

仮説Aのタイトルやディスクリプションの変更内容も少なくはすぐに着手できることなので、なるべく優先的に実施し、仮説Bや仮説Cに該当する記事の内容からそもそも見直す必要のある記事は後からじっくりと修正していきます。

NERDでは、上記の画像のように、ここで紹介した3つのリライト仮説をデータを元に整理し改善を施していきます。

記事のリライトのコツ2: CVが取れているページの内容を横展開できないか考える

下記表は、「ホームページ大学」のページごとの月別CV数の一覧です。

見てわかる通り、CVが特定の記事に集中している事がわかるかと思います。

上記の赤枠で囲っている部分の記事は、「ホームページ作成サービス◯選」や「ペライチの使い方を解説」という内容になっています。

横展開するとしたら、例えば下記のような内容が思いつきます。

  1. おすすめのランディングページ作成サービスを紹介
  2. ペライチで独自ドメインを設定するための方法
  3. ペライチで作られたクオリティの高いページの紹介

ここまでアイディアが出てくれば自ずとターゲットキーワードが決まってきます。

おすすめのランディングページ作成サービスを紹介する記事であれば、

  • 「ランディングページ おすすめ」
  • 「ランディングページ 無料」
  • 「ランディングページ 作成」

ペライチで独自ドメインを設定する方法の記事であれば、

  • 「ペライチ 独自ドメイン」
  • 「ペライチ 独自ドメイン 手順」

ペライチで作られたクオリティの高いページの紹介する記事であれば、

  • 「ペライチ デザイン例」
  • 「ペライチ 事例」

このように、既にCVを獲得できているページを横展開していくやり方は、どんな業種でも有効なので参考になれば幸いです。

リライトのコツ3: ユーザーのニーズを理解したページになっているか?

リライト対象のページが、ユーザーのニーズを満たしたコンテンツになっているか?という観点は非常に重要です。

例えば、「大人 ニキビ」というワードで上位表示したいページがあったとします。

このキーワードを検索する人は、恐らく大人ニキビに悩んでいて、原因や治す方法を知りたいと思っていることが想像できますよね。

せっかくリライトするならば、もっともっとユーザーの悩みの解像度を高めていきましょう。

その大人ニキビの悩みは、ユーザーにとってどれだけ大きい痛みなのか、緊急度はどれだけ高いのか、どれくらいの予算で治したいと思っているのか、過去に試した治療で失敗経験・成功体験はあるのか...etc

そうやって、ユーザーの検索意図の解像度を上げていけば、より刺さりやすい言い回しだったり、既存のページに足りていないコンテンツだったりが見えてきます。

この、検索意図の解像度を高める作業に役立つのが、「Yahoo!知恵袋」です。

Yahoo!知恵袋での「大人 ニキビ」の検索結果

Yaoo!知恵袋でターゲットキーワードに関連する質問をかたっぱしから読んでいくと、ユーザーの生々しい悩みがわかるようになり、検索意図の解像度をあげることができます。

リライトトのコツ4: MECEになっているか?

MECE(ミーシー)というのは、ロジカルシンキングのフレームワークで、「もれなくダブりなく(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)」を意味します。

例1

【良い例】【悪い例】もれがある
h2季節の種類
 h3春
  h4春のイベント
  h4春の時期
 h3夏
  h4夏のイベント
  h4夏の時期
 h3秋
  h4秋のイベント
  h4秋の時期
 h3冬
  h4冬のイベント
  h4冬の時期
h2季節の種類
 h3春
  h4春のイベント
  h4春の時期
 h3夏
  h4夏のイベント

 h3秋
  h4秋のイベント
  h4秋の時期
 h3冬
  h4冬のイベント
  h4冬の時期

例2

【良い例】【悪い例】ダブりがある
h2リスティング広告とは
 h3リスティング広告の目的
h2リスティング広告のメリット・デメリット
 h3メリット
 h3デメリット
h2リスティング広告でかかる費用とは?
 h3費用がかかる仕組み
 h3費用の目安
h2リスティング広告とは
 h3リスティング広告の目的
 h3リスティング広告の費用
h2リスティング広告のメリット・デメリット
 h3メリット
 h3デメリット
h2リスティング広告でかかる費用とは?
 h3費用がかかる仕組み
 h3費用の目安

少々極端な例になってしまいましたが、例1と例2のように、ページのコンテンツに漏れもしくはダブりがある場合は、構成を見直した方が良いでしょう。

MECEにすることによって、ページの網羅性が高まり、より信頼できるコンテンツになります。

リライトのコツ5: 上位表示している競合の内容は網羅しているか?

リライトを始める前に、もう一度上位表示しているライバルのページをチェックしましょう。

リライト対象のページは、上位表示しているページの内容が網羅されているでしょうか?

可能ならば検索結果の1ページ(1位〜10位)に表示されているページの内容は網羅できると望ましいです。

既に網羅されている場合は、セクションのトピック毎に更に検索して、より深ぼったコンテンツを追加しましょう。

例えばリライト対象が以下のような構成だった場合、

ターゲットキーワード:リスティング広告 とは

  • h2リスティング広告とは
    • h3リスティング広告の目的
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「リスティング広告とは」のキーワードで上位表示しているページの内容を網羅することはもちろん、「リスティング広告 メリット」「リスティング広告 デメリット」「リスティング広告 費用」などのキーワードで上位表示している記事の内容も該当するセクションの中に追加していくイメージです。

この作業を繰り返すことによって、専門的で網羅的なページに仕上がり、結果的に上位表示されやすくなります。

最後に

この記事では、SEO対策をする上での前提知識や、具体的なキーワード戦略について解説しました。いかがだったでしょうか?

SEO対策は考慮しなければならないポイントが多く、専任の担当者がいてもうまく運用することが難しい分野です。

NERDではお客様のSEO支援も行っているので、お困りの際はぜひお気軽にご相談ください!

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